日本人と印鑑

印鑑イメージ

日本の伝統文化は色々あるが、それらの元は、昔から中国から伝わったものが多い。
印章の文化もその一つだ。

日本人は現代においても、よく働き、勤勉で、繊細な感覚、器用さを持っている。
言葉の表現のニュアンス、工芸品の繊細さ、謙虚さや慎ましさ、欧米がはっきりと表現する文化に対して日本人は言わずして語る、という感じが粋なのだろうか。
筋の通った生き方や、職人の物づくりはかっこいい。

そんな日本人だが、自己表現が少々苦手で、人と同じじゃないと不安、皆やっているから良い、違うから変、という意識があるように思える。

また、平和で開かれた国、であることから、無防備でもある。ほぼ単一民族だからか、英語力が弱く、海外の事は知らない。
意外と日本に居て、日本の情報や常識だけでは世界の事は分からない。
つまり自分の小さな世界から抜け出せない。

それを克服するには、他人を知って自分を知るのだ。

同じ事が印鑑ひとつにしても同じではないかと思う。
日本の印鑑職人は、手で1つずつ作っている人も居れば量産している会社、店舗もある。
その差は印鑑の役割を考えても、印面の書体を見ても質は手彫りの方がいい。

しかし印鑑への意識はあまり高くないのか、正しい知識を持っている人は僅かだろうし、大量に出回っている、同じような広告の言葉を疑う人もいないと思う。

知るきっかけが無い、教えてくれる人がいない。
だからこそ本物の知識を得る為には、沢山の情報が必要だし、質の違いを知るためには沢山の印鑑を観る事がなによりだ。

認印を軽い気持ちで捉えている人が多いかもしれないが、実印と法的効力は同じなのだ。
何事も潜在意識、思い込みを無しにした方が、気づきがあるだろう。

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